コスプレ
2009年05月29日23:56コスプレにはまる若者が目立ちます。
彼らは揃ってこう言います。
「普段と違うキャラになれる」
「思い通りに自分を表現するって気持ちがいい」
コスプレ写真を一眼レフや携帯カメラにおさめて
ブログやホームページに載せる人も増えているようです。
その快感がやみつきになってはまっていくのでしょう。
別人になりきることは確かにストレス解消になります。
コスプレは以前からありましたが、
のめり込み方が激しくなっているようです。
最近は趣味や気分転換を通り越して
どっちが本当の自分かわからなくなっているように思えます。
コスプレの行為自体は、他人に違う自分を見せることなので
自己主張しているように見えます。
しかし、コスプレの本当の姿は純粋な自己主張ではなさそうです。
「アニメのヒーローや自分の好きなキャラクターになりきる」
「どんなキャラクターになろうと誰にも邪魔されない」
というところから、自分のだけの仮想空間です。
自分をさらけだすコミュニケーションとは違い、
「外の世界とつながりを断って自分の心地よい世界に浸る」
という最近の若者の心の傾向がよく現れていると思います。
「心のちぎれ」の一つの形ではないでしょうか。
ペットブーム
2008年10月08日07:23最近、空前のペットブームです。
うちにもホームページでお馴染みの
「サクラ」と「大吉」がいます。
かかりつけの動物病院に行けば、
ペットを子供のようにかわいがる人をよく目にします。
ペットを大事にすることは、非常にいいことです。
しかし最近の飼い主たちを見ていると、
ちょっと事情が違うようです。
家族とうまくいかない
仕事がうまくいかない
人間関係がうまくいかない
などのストレスをペットで埋めている人が少なくありません。
ペットの負担はどんどん大きくなってきています。
例えば、ペットの状態を考えずに
遠いところでも自分の行きたいところに連れて行ってしまうとか
おいしい食べ物を過剰に与え、ペットの寿命を縮めてしまうとか
きれいに飼いたいがために、あまり外に出さないとか
いろいろとあります。
それがペットというものだと言ってしまえばそれまでですが、
その飼い主の心はかなりすさんでいると言わざるを得ないでしょう。
ペットをいたわっているようで背景には、エゴイスティックな心が見え隠れしています。
「心のちぎれ」がペットブームに火をつけたとは考えられないでしょうか?
美女と野獣 その2 〜ある会社員に起こった野獣の反乱〜
2008年09月30日08:40自分の好きな道を選んで生きてきた人がいます。
好きな道を選んで生きるということは、
誰でもあこがれる生き方ですが
別の視点から見てみると
嫌いな生き方を遠ざけ、知らず知らずのうちに
人生の光の部分と影の部分に
はっきりと線を引いてしまう生き方とも言えます。
この繰り返しは、彼の心に「野獣」を生み出し、育てます。
野獣はいずれ「反乱」を起こしこの人を苦しめるのです。
「野獣」の反乱の実例をあげましょう。
会員に証券会社の社員がいました。
彼は優秀な成績で大学を卒業し、
一流の証券会社に入り、若くして係長になりました。
エリートコースに乗ったのです。
いわゆる会社人間で、帰宅するのが深夜になることも当たり前。
家庭は二の次、三の次という生活でした。
私は彼の生き方がアンバランスであることを指摘し、
「このままいくと何らかの破綻がくるよ」
「奥さんが浮気でもして、家庭をかえりみなければならなくなるのではないか」
と忠告しました。彼は笑って受け流し、
「女房とは、夫婦とは思えないほどラブラブですよ」と言っていました。
しかし「野獣」は彼の中で確実に育っていったのです。
私の予想通りに、彼は家庭に心を向けなければならないような事態に遭遇しました。
それは奥さんの浮気などではなく、目に入れても痛くないほどかわいがっていた
3歳になる娘さんが白血病にかかっていたことがわかったのです。
彼はできるだけ早く帰って来ては、病院へ顔を出す生活が始まりました。
疲れていた彼は、そんな矢先会社で大口の取引先との間で
ミスから大きなトラブルを起こしてしまいました。
それ以来、エリートコースからはずされ、窓際へと追いやられてしまいました。
しかし奥さんと娘さんはやさしく彼を迎えてくれました。
今まで絶えてなかった一家3人の笑い声が、家庭ではなく病室の中で
戻ってきたのです。
しばらくして彼は「仕事以外にも自分の生きる場所を見つけたような気がします」
と私に告げ、証券会社をやめて家族との時間が持てるような会社に再就職しました。
これなどまさに「野獣の反乱」によって苦しみ、
生き方を変える(変えさせられる)ことによって
「野獣」と和解し、共存していく姿を表しています。
彼は、仕事と家庭のバランスの中で生きてゆくことを苦痛の中で覚えたのです。
切り捨ててきた「家庭」というものに光を当てなければならない時期だったと言えます。
これから「野獣」(家庭)は彼の支えになっていくでしょう。
『美女と野獣』その1
2008年09月14日10:16現在の出版活動ですが
「ちぎれた心」という企画に力を入れています。
と言われても…
「ちぎれた心」とは一体何なのか?
何となくわかるようで、わからない方が
多いのではないでしょうか。
言葉で説明することはできますが、
それには限界があるので
有名なある物語を使って、
ざくっとイメージしていただこうと思います。
その物語とは『美女と野獣』です。
この話は、童話として多くの人に親しまれていますが、
実は心のちぎれとその修復をシンボル的に表した
「サイコドラマ」という側面も持っています。
もともとひとつだった心が意識と無意識に
分裂してしまい苦しんでいる様子。
それが再びひとつになろうとするプロセスを
童話的に書いたものが『美女と野獣』なのです。
物語には様々な登場人物が登場し
それぞれのキャストを通じて
心の働きを表現しています。
主人公の「ベル」 …意識のシンボル(視野が狭く、自分の周囲のことしか分からないタイプ)
ベルの父親「モーリス」 …意識のシンボル(発明家で知識を重視する頭デッカチタイプ)
ベルに求愛する「ガストン」…意識のシンボル(自我が強く、無意識を拒絶するタイプ)
「野獣」 …無意識のシンボル
では、皆さんもよくご存じのシーンを見ていきましょう。
[ベルの父親が森の中で迷うシーン]
森の奥に野獣(無意識)の住む城があります。
自分の意思がコントロールできない領域に入ったことを表します。
[野獣がベルやモーリスを城に捕えるシーン]
無意識は意識との距離を縮めようとしています。
「ちぎれた心」をなんとか修復しようとしているのです。
また目的のためには手段を選ばない無意識の性質が表わされています。
[野獣がベルを助けるシーン]
無意識のメッセージを意識が受け止めたことで
隔たりが小さくなったことを意味します。
「ちぎれた心」は快方に向かっています。
[村の人々が野獣をやっつけようとするシーン]
これは意識が無意識から切り離され、
心がちぎれると、トラブルが起きることを表しています。
[ガストンが野獣と戦うシーン]
ガストンは最後まで無意識の存在を認めることができず
無意識と激しくぶつかることになります。
これでは「ちぎれた心」は修復されません。
[ベルの口づけで野獣が王子に変身するシーン]
意識と無意識が結ばれる瞬間です。
この状態になると「ちぎれた心」は完全に修復され、
もとにあったひとつの状態に戻ることになります。
「ちぎれた心」とは何か、どのように修復するのか
見事に描かれているとは思いませんか?
最近の若者は…
2008年08月28日10:05「最近の若者は…」というぼやきは
いつの時代にも耳にする言葉です。
いわゆるジェネレーションギャップというものです。
しかし、最近の若者の状態は
ジェネレーションの問題だけでは片づけられません。
若者の話を聞いていて気になったのは
コミュニケーションについてのスタンスです。
彼らはこう言います。
「私は信頼できる友達はいない。
付き合いで友達のフリをしているだけ」
「彼氏のことはあんまり好きじゃないんだけど
彼氏がいないとカッコ悪いからとりあえず付き合った」
この言葉は、「心がちぎれている」ことを表しています。
それは心がよりどころとなるモノやより大きなものから
切り離されてしまったことを意味します。
彼らは家庭にも社会にも
居場所がなくなってしまっています。
彼らの人生には目標も張合いもありません。
晩年に至るまでの何十年もの人生を
一体どうやって生きていくのでしょうか。
心がちぎれた若者の問題は
これから深刻になっていくでしょう。
心の自立
2008年08月18日21:27心という側面からみたとき
人は何歳から、自立できるようになるのでしょうか。
本や通信などにも書いていますが
思春期から青年期というのは、
性ホルモンに翻弄される
非常に不安定な時期です。
無意識が暴走しやすい
運命の波に揺らされやすい
ときであると言えます。
この時期は、どんな家庭環境で
暮らしてきたかがモノを言います。
明るい家庭
厳格な家庭
放任主義の家庭
など様々ですが
いずれにしても子供の心を
支えるだけのなにかがなければ
心の自立が難しくなります。
最近はそういう心の不安定な若者が
増えているようです。
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