あなたの人生は「衝動エネルギー」で決まる

人生を創る 衝動運命学 入門

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ドラゴンヘッド

最近、ドラゴンヘッドというポイントを研究しています。
ドラゴンヘッドは一般の占星術では、
親密な人間関係を象徴していると言われますが
前生からの善業、悪業のあらわれる場所を示している
という説もあります。

咲華運命学では後者に注目しています。
前生という部分はさておき、
私は鑑定の現場から、
ドラゴンヘッドに冥王星が
ハードアスペクトでヒットするときは
それまでの人生の流れが変わってしまうような
出来事が起こりやすいと判断しています。


そのときは普段と同じような感覚ですが
後になって転機だったんだなと気付くのです。
例えば鉄道のレールの切り替えと同じと思ってください。
切り換えポイントで何回か変更すると
いつのまにか全く違う場所に連れてこられたというイメージです。


そういう意味で善業と悪業と解釈することもできるかもしれません。

面白いことにドラゴンヘッドに土星、海王星といった惑星が
ヒットしてもあまり大きな影響は出て来ません。
しかし冥王星の場合は
それまでとそれ以降の人生が切り換わってしまうのです。
それは強制衝動ほど強烈なものではありませんが
人生への影響力は無視できないと考えています。

最近私が鑑定で注意を払うのは、
ドラゴンヘッドが冥王星に強く刺激されることで
家族単位で影響される可能性があることです。

冥王星が象徴する家族的無意識のデータ
が現れることがあるので貴重な時期なのです。

今後家系の運命傾向を掘り下げていくつもりですが
ドラゴンヘッドと冥王星のハードアスペクトは
重要な手掛かりのひとつになると思っています。
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大学合格

先日、受験生のお母さんから
「息子が大学に合格しました」という喜びの声が届きました。
この方は自他共に認める教育熱心な方です。

大学名を聞いてみると経済に力をいれている超一流の大学でした。
まさに「優秀で羨ましい、すばらしい」と言われるケースです。
しかし私にはこの家庭の矛盾が伝わってきます。

 夫への不満から子供の受験にのめり込む妻
 母からの期待と圧迫を受ける息子
 家庭から距離を置いて仕事に逃げる夫


特に母親が抱いている不満を
教育という形で息子にぶつけているのが問題です。
父母の不仲を横目に、人生への希望や明るい気持ちを持てない
息子さんの将来が何より危ぶまれます。


超一流大学に合格できたということは、
学業を武器に社会に出ていくグループに入るでしょう。
しかしエリートコースに入っていけるかどうかは
今までのプロセスによって決まります。

一流大学を目指すのも
彼が自分で選択したことではなく
母親に押し付けられただけなので
彼はココロに何かがくすぶっているはずです。
意識では感じなくても、無意識には不満が渦巻いています。
母親の不満が形を変えて息子のココロに宿ったと言えましょう。
それは強制衝動の時に表に現れてくるのです。

息子さんのリーディングチャートを見てみると
彼は大学に入った途端に強制衝動に入ることがわかりました。

これは、母親にお膳立てされた人生を歩んできたことに
大きな反動が起こることを意味します。

どういう形にでるかは断言できません。
しかし身近な環境にはけ口を求めるのは間違いなく、
異性や遊びにのめりこむことで、
留年や休学をはじめとする中退の可能性があります。
願わくばそういう道をたどってほしくないと思います。

悲しいかな、こういう可能性があることを母親は全く知りません。
自分のココロの歪みが息子の無意識の中に
蓄積されていることなど想像もつかないのです。

というように考えてみると
大学合格は強制衝動の幕開けと言えます。
それを本人も母親も知らないというのは
実に恐ろしいことだと思います。

わかっちゃいるけどやめられない

「わかっちゃいるけどやめられない」

これは永遠に続く人間の本性ですが
「わかっちゃいるけどやめられない」という性質は
無意識と意識の関係に起因しています。

私たちはわかっちゃいるけど、つい同じ失敗を繰り返してしまうことがあります。
これがひどくなると強迫性障害という病的なレベルになっていきます。

たとえば

「○○しないと気が済まない」
「××せずにはいられない」

というように。つまり強迫神経症ですね。

意識は○○しようと思う、しかし無意識はそうはさせてくれない。
その無意識をどうやってコントロールしていくかがポイントで、
そのために咲華運命学があります。

「わかっちゃいるけどやめられない」の末路は
例外なく強制衝動のツケとなって返ります。

わかっちゃいるけど…

同じような異性を選んでは失敗を繰り返す
同じような人に頼まれてイヤとは言えず保証人になる
素直に頭を下げることができず取引先とけんかする……


あなたにはいくつありますか?
あなたの中のやめられない癖を1個減らすことができるだけで
あなたの人生の自由度は10倍にも20倍にもなります。

それほど運命を左右する要素なのです。

本当の意味で自由に生きるために、どうやって戦略を立て、クリアするか
システム的に考えるのが咲華運命学です。

日本人の弱点

最近の日本人を象徴するアスペクトとして次の3つが挙げられます。

1.太陽と金星のハードアスペクト
2.月と海王星のハードアスペクト
3.太陽と火星のアスペクト


各々について説明しますと

1.男性は強すぎる甘えに、女性は愛されたい願望が強くなり
  わがままになりやすいアスペクト
2.心の基盤が弱く、自分の存在感を自覚できにくいアスペクト
3.女性の場合ですが、強いオスを求めて失敗するアスペクト
です。

この傾向は日本の出生図(新日本図)からも把握できます。
新日本図の1宮には月があります。
これは、戦後の日本人が国際社会で自己主張を悪とし、
妥協、同調する対外的な弱さを現します。

こういう国では親から甘やかされて育つ傾向が強いのです。
だから、1・2・3の傾向が「凶」として現れてしまうのです。

甘えの強い男性が増えれば、強いオスを求める女性にとっては
結婚氷河期と言っても過言ではありません。
最近は特に「甘えの強い男性」と「わがままな女性」が目立っています。
では結婚を控えた鑑定の現場でよくあるシーンをご紹介します。

1. 太陽と金星が0度のアスペクトが強い彼の場合

 A子  「私の彼はどうでしょうか?」

 咲華 「この人と結婚して本当に大丈夫!?
      恋愛相手にはいいけど、本性はアマエンボウだから
      結婚したら、あまり稼いでこないし
      責任逃れするクセも強いよ。
      あなた、これでやっていける?」

 A子 「うそっ!…そうは見えないのに」

 咲華 「外見についてついでに言うとな、
      あなたがしっかり節制させないと
      30代の後半からかなり太ってハゲるけど…、
      親がハゲてりゃ確実にくるな」

 A子 「エ~ッ、ヤダ~!」

2. 太陽と金星の90度のアスペクトを持つ彼女の場合

 B男 「この人と結婚しようと思うのですが」

 咲華 「そりゃよかったね。おめでとう。
      ところで、この子かなりわがままな本性を持っているけど…
      結婚したら豹変するんじゃないかな。
      金遣い荒いし、家事はやらんし、
      しっかりかまってやらんと平気で浮気くらいするだろうな。
      彼女の両親はどう?会ってみた?」

 B男 「それがどちらの親も先生がおっしゃったような雰囲気なんです。
     彼女はとてもおとなしいんですが」

 咲華 「ああ、それなら彼女は必ずそれに輪をかけたようになるだろう。
      たぶん間違いないよ」

 B男 「それは困りますっ!」

今の日本において
「甘えない男性」と「わがままではない女性」
は大変貴重な存在です。
さあ、あなたのパートナーはどうでしょう。

カウンセリングのツボ2

前回はカウンセリングで最も重要なこととして

「ココロが不安定になる時期を特定する」

ことを書きましたが、もうひとつ忘れてならないツボがあります。
それは「ココロについての全体像を認識させる」ことです。

なぜかというと、私たちが普段使っている意識領域だけで
苦しい、辛い、ともがいても心の苦しみは消えないからです。

少なくとも無意識の圧迫や衝動を理解できないと
無意識に振り回され、表の心は動揺し続けることになります。

最近はスピリチュアルブームもあって
心の構造や無意識の性質などに詳しい方もいらっしゃいます。
しかし知識として知っていることと
無意識の衝動に打ち勝つこととは全く違います。


だから本人が意識も無意識も含めたココロの全体像をつかめるように
実体験を通して教えていくのが2つ目のツボなんです。

つまり言葉をかえていうと、
「封印がかかっている」ことを理解させるということです。
もし理解できれば、自分の置かれている立場がわかるので
必要以上に悩むことがなくなってくるのです。


もしあなたが、この文章をすんなりと受け入れられれば
不安定な心に陥ることは少ないと言えるでしょう。

カウンセリングのツボ

最近、心の悩みをかかえてカウンセリングを希望される方が増えています。
カウンセリングには占星術がきわめて有効です。

なぜなら、心が安定する時期、不安定になる時期
をはっきりとつかめるからです。


心のトラブルで鑑定してこられる方は、
「不安でたまらない、なんとかしてほしい」とおっしゃいます。
そういう場合には、まず不安定な時期がいつまで続くのか
をお教えすることにしています。

「あなたの今の状態は、○○月までで終わりますよ」というように。

半信半疑ながらも
「そうなればいいな」「もう少しの辛抱だ」
と思えるならばつらくても希望を持って頑張れるでしょう。
あまりに簡単すぎるアドバイスだとお思いかもしれませんが、
苦しくて仕方がない人に
「○○したほうがいい」「××しないほうがいい」
という細かいことをくどくどいうのは野暮だと思います。

期限をきって心の苦しみに耐え、その後に心が安定する経験をすると
「無意識の力ってこういうことなのか」と気づかれる方が多いようです。

無意識の存在に気がついた人にカウンセリングを施すのと、
そうでない人に施すのとでは結果が全く違います。

その場しのぎに終わるか、将来の基盤を作れるか、はっきりと分かれます。

カウンセリングで心の安定が得られるのかどうかは
深いココロにまでカウンセリングの効果を届けることができるのか、
この一点につきると言えるでしょう。

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プロフィール

小林秀守 (咲華)

Author:小林秀守 (咲華)
サッカアストロサービス主宰の小林です。

衝動エネルギーをマネジメントして
クライアントの問題を解決するのが私の仕事です

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