家庭内暴力(DV)の問題が
深刻になってきています。
夫が妻に暴力をふるう以外にも
痴呆の親や幼い子供など、
弱者への暴力の実態があります。
最近ではDVをはじめ、
家庭内のストレスに耐えきれず
家族を殺害するという
悲惨な事件も起きています。
「家庭内」とはよく言ったもので
家では暴れている人も
「家庭外」ではおとなしいことが多く、
周囲の人にはわかりにくいようです。
鑑定の現場では
DVを受けている奥さんが、
ご主人の暴力を引き出してしまう、
もしくは潜在的な性質を刺激してしまう、
というケースがよくみられます。
そういう2人が別れた場合
ご主人は人が変わったように
暴力をふるわなくなるのです。
奥さんにそのことを話すと
「信じられない」とおっしゃいます。当然です。
しかし、こういう背景を知らなければ
奥さんは再婚しても同じ苦しみを
味わう可能性が高いのです。
奥さんの訴えを聞くだけでは
一向に解決しません。
私がDVの相談を受ける時は
必ず加害者、被害者の両方の無意識傾向を
チェックするようにしています。
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