毎年暮れになると、「お金」の相談が増えます。
以前は不渡りなどの相談が多かったのですが、
最近は個人投資家が増えてきたせいか
投資の相談が増えてきました。
ある男性は、2004年頃からデイトレードを始め、
数年間で資産を1億円以上に増やしたそうです。
そして2006年の後半〜07年にかけて強制衝動を迎えました。
喜んだのもつかの間で、半年余りの間に、
デイトレードで儲けた資産が激減し、
追い討ちをかけるように連帯保証人になった友人が倒産して
負債までかかえてしまったらしいのです。
私は以前から強制衝動のことを口酸っぱく言っていたのですが
舞い上がっていた彼は耳を傾けるはずもありません。
彼は結局、仕事も辞めざるを得ない状態になってしまいました。
別の男性も似たようなケースでした。
彼も2004年から始まった株式市場の上昇気流に乗って
数千万円稼いだと言います。
……みさなんはどういう展開か想像がつくと思いますが、
この人もやはりシナリオ通りに強制衝動の嵐に飲み込まれたわけです。
強制衝動期に儲けたお金のほとんどを失い、
今は残り僅かになっているそうですが、
救いはマイナスになっていないことです。
彼らの失敗は特別なことでもなんでもなく
強制衝動期における一般的な失敗です。
「一般的」なんていうと、失礼かもしれませんが
強制衝動期に失敗する定番のパターンなんです。
何が教訓になるかと言えば、
お金がいくらあっても無意識の力にはかなわないということです。
人間には、冷静に考えて行動できる時期と
そうでない時期があるということなのです。
そして、冷静に考えられない時期には、
どんな貴重な情報を手に入れたとしても
それを生かすことはできないのです。
これらの強制衝動は、ホロスコープチャートを使えば
簡単に予測できるわけで
彼らも無意識の声に耳を傾けていれば、
もう少し違った結果になっていたのではないかと思います。
彼らにとってあまりにも高すぎる授業料だったと言えましょう。